一粒の種に「ありがとう」の心を込めて
田んぼや畑を回って「おいしくなあれ・おいしくなあれ。雨にも負けず、風にも負けず、台風にも負けず、雑草にも負けず、たくましく元気に育っておくれ!」と声をかけています。・・・そして、無事に大きくなったら「ありがとう・ありがとう、よく頑張ったなぁ!」と心を込めてお礼を言います。
今年もまた、元気いっぱいに実ってたくさん収穫することができ、たくさんの人々に喜んでいただくことができますように。。。
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令和3年「お米の種まき~田植え」&つぶやきブログ
令和3年4月3日(土) 種まきをしました!
野も山もどこもかしこも桜が満開です♪ちらほらと花びらが舞い落ちて、何ともいえず美しい桜の季節です。農価本店では、数日水に浸けていた種籾を天日で乾かし、本日種まきをしました。いよいよお米作りのスタートです!まずマットを敷いた苗箱にたっぷり水やりをします。そして、種まき機に苗箱をセットし、苗箱に土を入れ、その上に種もみを撒いていきます。こんな感じです。苗箱・土・種籾 ⤵

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種まき機の様子はこちら

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籾種が撒けたら上に土を被せます。保温・風よけシートをして、水やりをしながら大切に育てていきます。
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水に浸けて浮いた種籾(たねもみ)は捨てられます。中身がなかったり、できの悪い籾だからです。私も浮いて流されてしまわないよう、日々感謝し反省をしながら、中身のあるどっしりした人間になりたいものです。
一粒の種籾から何粒のお米がとれると思いますか?約350~470粒ぐらいだそうです。たった一粒からこれだけとれるってすごいですよね!たった一粒の籾でも、とっても大切な種です。
日々生きている中で、あんなことをしたい!こうなればいいなぁ~と色んな想いや願望があります。でも、それは思っているだけでは現実になりませんよね。小さくてもいい。どんな種でもいい。コツコツと「種を撒くこと」これが大事なんだと種まきをしながら改めて思いました。
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令和3年5月16日
田植えをしました!
木々が芽吹いてきました。山々も若葉の色と、青々と茂る木々とのコントラストがとても綺麗です。芽吹く頃の生命力は本当に素晴らしいですね!
4月に撒いた種も1ヶ月も経つとずいぶん伸びて、ちょうど良い苗となりました。苗を軽トラに積んで田んぼへ運びます。

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いよいよ田植えです。今日は田植え日和!空がとてもきれいです♪

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雨にも負けず、風にも負けず、台風にも負けず、雑草にも負けず、たくましく元気に育ってくださいね!
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田んぼに植えたばかりの苗は、まだまだ幼い苗です。強い風で葉がこすれると茶色くなってしまいます。雨がたくさん降ると田んぼの水かさが増えて苗が沈んでしまいます。暑くなってくると今度は雑草や藻が茂ってきて苗が押されて倒れたり、太陽の光が当たりにくくなったりします。カラカラ天気が続くと水不足で育たなくなります。
ほんとにほんとに・・・穂が黄色くなる実りの秋が来るまで気が気ではありません。よちよち歩きの赤ちゃんがポイッと大自然の中に放り出されたようで…「無事に育ってくれよ~負けるでないぞ~がんばれよ~自然に揉まれて、たくましく育ってくれよ~」と祈るような気持ちで声をかけております。
見えないけど、言葉にはエネルギーがあるのではないでしょうか?幼い苗さん達にも、きっと届いている!きっと元気に育ってくれる!そう思っています。
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令和3年6月19日
唐辛子の苗を植えました!
暑くなってきました。もうすぐ夏至です。日も長くなり、夕方も明るいですね!雨の日は田んぼの蛙の鳴き声も賑やかで、軒先ではツバメも巣作りをしています。
ポットに撒いた小さな小さな唐辛子の種も、大きな苗に育ちました。畑にマルチをして植え替えです。

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5月に植えたお米の苗も、ぐんぐん育っています。株間を広くした疎植(そしょく)植えなので、太陽の光をたくさん浴びて元気いっぱいです!
田んぼに広々と植えられた苗は、一般的な植え方(株間が狭く植え付け本数も多い)に比べると植えたばかりの頃は貧弱で寂しく見えますが、のびのびと育ち、やがて大きな稲に成長します。
右の田んぼが一般的な植え方・左が「疎植植え」です。
苗は成長する時に分けつ(茎が枝分かれして茎の数が増えていく)するのですが、株間を広くし更に「苗の植え付け本数を少なくしている」ので、一本一本がとても太い茎になります。
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「やりたいからやってみる!」
みんなと同じことをしていると大丈夫という安心感がありますし、「一般的には普通はこうだよね」と皆思っています。だから「みんなと違うことをする」と異端児みたいに思われるし、それは「普通ではない」と言われたりしますよね。
では、なぜ敢えて違うことを選ぶのでしょう?それは「こうしたい!こうなりたい!こんなものを作りたい!」という「自分の思い描くもの・目指すもの」があるからです。
そして、それを実現するために、あーでもない・こーでもないとチャレンジしながら追求していく・・・。大変なこともあるけれど、失敗することもあるけれど、それはそれで楽しく、満足感のあるものになるのではないでしょうか。
どうしたいか・どうなりたいか、「他人軸」ではなく「自分軸」で生きることが大事なんだと思います。